今回取り上げるDHCP▼は、クライアントにIPアドレスを動的に割り当てるプロトコルだ。このため、IPアドレスが突然変わったり、再起動したら別のIPアドレスが割り当てられたりすると思われがちだが、実際は同じIPアドレスを使い続けることが多い。Wiresharkを使って確認しよう。 使用期限を延長する DHCPでは、IPアドレスやデフォルトゲートウエイ▼などのネットワーク情報をサーバーが管理する。DHCPを利用するクライアントがサーバーにIPアドレスなどの情報を要求すると、原則として未使用のIPアドレスを割り当てる。この方法とは別に、クライアントが同じIPアドレスを使い続けられるようにする仕組みが二つあるのだ。 一つは、クライアントが割り当てられたIPアドレスの使用期限▼が半分になると、期限延長を延長する仕組み(図1(1))。 もう一つは、一度ネットワークから外れたクライアントが再接続したとき