“ (1) 私たちは橋下がなぜ75万票取ったかだけではなく、なぜ平松が50万票も集めることができたのかを考えるべきである。この票はどのような「毛細血管」を伝って中央に集まってきたのか。 (2) 伊丹空港や御堂筋や柴島浄水場をゼネコンに売り飛ばすことで橋下がやろうとしていることは間違いなく、この世界を巨大な資本とバラバラな個人でできている世界にすることである。そこでは仕事も教育も保障されないし福祉も医療も何にもない。それはカネを払うひととカネをもらうひとだけでできている世界である。そしてその世界は、私たちにとって非常になじみがある。 (3) 私たちは橋下が作り出すような世界に住みたくない。それはスラムと巨大タワービルでできている世界である。だが、もし市役所がこれまで通り税金を再分配するとすれば、そのルートは間違いなく従来通りの「毛細血管」になるだろう。私たちはすでにそのような「行政都市」のあ