自堕落な毎日を過ごす冴えない男が主人公 今回の「どこまでもダメな人」は、エドガー・ライト監督の長編デビュー作『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004年)です。 ライト監督はイギリス出身の奇才で超映画オタク。2021年公開の『ラストナイト・イン・ソーホー』では、幻想的かつサイコな世界観を描き、コアな映画ファンからも高評価を得たのが記憶に新しいところですね。この監督は、配役もさることながら、音楽の使いかたが特徴的。このシーンでこの曲来るか! と見ている人をワクワクさせてくれます。過去の名作へのオマージュも盛りだくさんでニヤリ。通なオタク好みの通なオタク監督なんですね。脚本は、ライト監督と主演のサイモン・ペッグが共同で手掛けています。また、ペッグと相棒役のニック・フロストは私生活でも仲良し。息の合ったアホコンビぶりが思う存分見られますよ! ・【どこまでもダメな人】「もうしません」と言いつつ反省し