小泉純一郎首相についてはなぜかあまりご苦労様という感じはしないが、これからはもう政治を離れて好きなオペラなど楽しまれたらいいだろうと思う。長い首相在任期間だったが、後悔といったものはなかったものだろうか。日刊スポーツ”「後悔なし」小泉首相最後のインタビュー”(参照)も訊いていた。 官邸で首相として受ける最後の報道各社インタビューで、記者団から対中韓関係の現状について「後悔の念はないか」と質問されたのに対し答えた。また、自民党内の反対を押し切って郵政民営化関連法を成立させたことについて「非情と言われるかもしれないが、国民全体にとって必要な改革だった」と述べた。 いかにも小泉節というところだが、自身のありかたを「非情」と見ていたのか。私が小泉純一郎が好きでない理由は女を捨て子を捨てという非情さがなじめないからだ。政治というのは非情なものだといえばそうだが、そういうふうに政治を割り切ることはなか