ケータイWatchの記事やITmediaの記事等によれば、NTTドコモは、ソフトバンクモバイル(SBM)の相互接続料に関して、接続料の算定根拠を開示するよう電気通信事業紛争処理委員会へ斡旋を申請した(発表資料)。 接続料は会社によって異なり、また年々下がっているが、2010年度はドコモ 5.22円、KDDI 6.24円、SBM 7.62円となっている(いずれも1分あたり)。この格差の構図は概ね一定しているが、SBMとドコモの差が開く傾向がある。この差額を清算すると、NTTドコモはSBMに対し290億円の支出超過になるという。 接続料の算定根拠は総務省のガイドラインによって「ネットワークコスト+適正な利潤」÷「総通話時間」であるとされている。ドコモが他社の原価を推計してみると、KDDIの接続料は6.0~6.3円となるが(事実と一致している)、同じ推計手法ではSBMの接続料は5.1~5.6円程