長いことブログを書き続けていると、いろんな人が現れて、いろんな人が去っていく。何人かは鬼籍に入った。もう決して戻って来ないブロガー・ツイッタラー・ウェブサイト運営者のことは意外と覚えている。インターネットという僅かな縁でも、記憶は繋がっていくものらしい。 ところで、私の観測範囲のはてなブロガーから「父親になりました」という話を耳にするようになった。今、妊活しているというブロガーの話も耳にしたりする。 これは十年前のはてなダイアリー時代には無かったことだ。はてなダイアリーが希望をもって語られていた2004~2006年頃にも、30代や40代の男性ブロガーはいたように思う。そのなかには、単著も出しているような著述家も混じっていたけれども、父親になるとかならないとかいった話題はあまり見かけなかった。 しかし、現在のはてなブログには「父親」がたくさんいる。父親になって時間の経ったブロガーも、父親にな