こんにちは、オタクです。 楽曲が良い、キャラが萌え、女性声優が好き、シナリオが泣きなど、蓮ノ空を評価する軸はいくつもあれど、他のコンテンツと隔絶した唯一無二の要素といえば「時間という再生不可能な資源を消費して楽しむ」という点に尽きるだろう。これは明らかに劇薬で、蓮ノ空を人に勧めづらい要因でもある。いったいどういうことか? 過去に起きた出来事を「記録」として楽しむことは簡単だが、それを「体験」として昇華することは不可能だ。例えるならワールドカップのようなものだ。大会のアーカイブをあとから一人で眺めることはいつでもできる。しかし、「明日の結果はどうなるのか?」とドキドキしながらその他大勢のオーディエンスと一緒にリアルタイムに追いかける視聴体験というのはアーカイブでは不可能だ。そこにはコンテンツを楽しむ上で感情を揺さぶる「臨場感」という要素が欠けている。アーカイブを眺めるのとリアルタイムに追いか