『スイッチを押すとき』(スイッチをおすとき)は、2005年8月15日に文芸社より刊行された山田悠介の小説。 5日後に第2刷が発行されるという刊行当初から驚異的な売れ行きとなり、舞台化・ドラマ化・映画化された。 青少年自殺抑制プロジェクトセンターで、監視員として勤務する南洋平。ここでは、4人の少年少女に自らの命を絶つ【赤いスイッチ】を持たせ、実験をしていた。極限状態で監禁され、孤独に耐えられず次々と命を絶つはずが、この4人は“7年間もスイッチを押さない”という異例の子供だったのだ。彼らが「生きたい」と願うその理由を聞き、南たちは脱出を図るが、そこには非情な運命が待ち受けていた。 南洋平(みなみようへい) 27歳。2年前から施設の監視員として働いてる。痩せ形で薄い眉にかかる髪の毛と二重の目、小さめの鼻と口が特徴。 国のプロジェクトに強い反感を抱いているが監視員を務めていることに憤りを感じている