日本の国土の約70%は山地だということは今さら言うまでもなく、長い歴史のなかで日本人は山と共生してきた。 しかし、いざ災害時の救助活動を考えると、既存の消防&救助車両だと、災害現場に向かう際の悪路に対応できなかったり、道幅が狭くて大型の車両が進入できないという課題がある。 そうした課題を解決すべく、考案されたのがみすずホールディングスのNAGANO YANASEが総発売元となっている災害救援車「TX-14P」だ。 今回、東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展2016(RISCON TOKYO)」の東京都中小企業振興公社ブース内に出展するインターソリューションのコーナーに実機が展示されていたので紹介していこう。 ●雪上・湿地・勾配を走破する軽トラック 災害救援車「TX-14P」は、正面から見ると普通の軽トラックのようにも見えるが、足回りを見るとタイヤではなく、クローラーが付いている。こ