文部科学省は検定審議会に教科書検定基準を改定する原案を示した。 検定基準は教科書編集の指針となるものだ。今年度中に改定される。教科書が変わるのは小学校は平成23年度、中学は24年度からだ。高校も順次改定される。新しい検定基準を生かし、学力向上のため、脱ゆとりを進めてほしい。 検定基準原案は、学習指導要領の範囲外の「発展的な学習内容」の記載分量の制限をなくすほか、公共心や愛国心などを重視した教育基本法改正を踏まえ、教科書が質量とも充実するよう促している。ゆとり教育でページが薄い教科書では考える力は育たず、検定基準見直し方針を評価したい。 教科書への批判はこれまでもあった。小学校教科書について文科省の専門家会議のアンケートで文学作品が少ないと感じている教員が半数に上り、漫画やイラストが多すぎるなどの意見もあった。 同会議は詩や古典などの朗読・暗唱教材充実や練習問題を増やすことなどを提言した。政
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く