ネットワークの基礎講座 TCP(トランスミッション制御プロトコル) コネクションの状態遷移 TCPのコネクション(接続)は下図のような状態遷移を起こす。以下この図をもとにコネクションの説明をすることにする。 まずこの図の見方を示すと、楕円で示したのが各状態である。状態から状態への遷移を矢印の線で示してある。遷移の際に実行することを長方形で示してある。遷移の契機(イベント)は曲線の付け根の箇所に示してある。CLOSE、OPEN、SEND、RECEIVEなどのイベントはユーザから渡されるコマンドと考えればよい。この図ではまたTCB (Transmission Control Block)と呼ばれる管理テーブルが接続ごとに作られることを想定している。この図は仕様書のままだが、LAST-ACKからCLOSEDに遷移する際、TCBを削除していないのがひっかかる。 コネクションの開設 コネクションの開