中国の李克強首相が26日、訪問先のドイツ・ポツダムで、沖縄県の尖閣諸島を念頭に領有権は中国にあると強調したことについて、菅官房長官は27日、「あまりにも歴史を無視した発言だ」などと述べた。 菅官房長官「あまりにもそうした歴史を無視した発言だというふうに思っている。仮にその発言が尖閣諸島に関する中国独自の主張に基づくものということであれば、我が国としては決して受け入れることはできない」 菅官房長官は「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土だ」と述べた上で、「中国独自の主張に基づくいかなる発言も、我が国の立場に影響を与えるものではない」と強調した。