9月10日、民主党は党代表選挙の告示を行い、21日の投開票に向けた選挙戦がスタートした。写真は民主党本部。2009年7月撮影(2012年 ロイター) [東京 10日 ロイター] 民主党は10日午前に代表選挙を告示し、野田佳彦首相と赤松広隆元農水相、原口一博元総務相、鹿野道彦前農水相が立候補を届け出た。首相は1年以内に物価上昇率1%の実現を含むデフレ脱却を公約に掲げ、21日の投開票に向けて選挙戦を戦う。首相らはきょう午後3時から共同会見を行い、それぞれの政策を訴える。 首相が代表戦にあたって示した公約では「日本を建て直す4本柱」の1つめに「経済再生の実現」を挙げた。1年以内のデフレ脱却と、2年以内の競争力回復を目指して「機動的な財政出動を含む切れ目ない経済対策や攻めの税制改正」を行うとしている。陣営幹部によると、デフレ脱却は日銀が設定した事実上の物価目標である消費者物価指数(CPI)の前年比