今週の日本版ニューズウィークに「要注意!証拠なき朝食信仰のワナ」という面白い記事があった。面白いというのは、その邦題の内容とは、実は、それほど関係ない。つまり、朝食を取るべきか抜くべきかという話題として読めば、それほど面白くはない。というか、僕にはさほど関心ないのこと。 とはいいつつ、多少その記事の冒頭に関連していうと、そもそも「朝食を取るべきか抜くべきか」は何に対してなのかというと、暗黙に「健康のため」が想定されている。が、その「健康」がやや曖昧である。もうちょっとざっくばらんに言うと、痩せようとして太った人が朝食を抜くのは、痩せることを介して健康が意味されるのか、痩せるとは直接の関係なしに健康が意味されその結果痩せることもある、みたいな話なのか。うへえ。それはさておき。 面白かったのは、医学研究の扱い方である。記事にもあるように、「朝食を取るべきか抜くべきか」という研究の大半は、健康の