会計──というと、複式簿記とか減価償却とかそういったイメージを持つ人も多いだろう。しかし企業の経営に役立つ会計は、またちょっと違う。 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」(山田真哉)をきっかけに、「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?」(小堺桂悦郎)「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」(林總)など、ビジネスパーソン向け会計読み物が人気だ。 会社のお金に関する仕組み=会計 を知っておかなくては──とビジネスパーソンなら向上心を抱くものだが、ちょっと待ってほしい。そもそも会計って、何のためにあって、何に使うものなのか。 「会計ソフトは会社の経営には役立たない」 「会社のお金の計算というと普通、会計という言葉が出てきて、では会計ソフトです──というのが当たり前になっている。ところが会計ソフトは、過去に起きたことを見ていく。つまり目的に向かってバックで走るようなものだ。去年の業績は分かって
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