史上最年少で将棋のプロ棋士となり、公式戦で一度も負けていない中学3年生の藤井聡太四段が、21日大阪で行われた対局に勝ち、連勝記録を「28」に伸ばしました。これで、30年ぶりとなる歴代最多の連勝記録に並びました。 対局は互いに攻め合う展開になり、終盤、藤井四段の攻めがつながって次第に優勢になり、午後4時47分、99手までで澤田六段が投了しました。これで藤井四段の連勝記録は「28」になり、30年前の昭和62年に神谷広志八段が達成した最多連勝記録に並びました。 対局のあと藤井四段は「先に優勢になられる展開になってしまったが、なんとかしのいで反撃の形になったのはよかった」と対局を振り返りました。また、28連勝という記録については「本当に思ってみなかったことなので、非常に幸運というかツキがあったと思います」と話していました。 藤井四段は今月26日に次の対局に臨み、最多記録の更新に挑むことになります。