妻がいない夕食。 いつもの鍋。 娘はマックがいいとかうどんがいいとか文句言ってる。 お椀に鍋をよそってあるが、ご飯にふりかけかけてそればっかり食べてる。 ご飯に飽きて鍋の肉を食べる。 「うまいか」と声をかける 「私ちゃんは毎日これでもいいんだぞ」相変わらずチョロい。 息子(小5)はお椀を平らげ、お代わりと差し出してくる。 「もう自分でよそいなさい」 「出来ない」 「給食当番のとき何やってんだ」 「消毒とか」 「お前、配膳係女の子とかにやってもらってんじゃないだろうな」 「やればできる!」ほらっ。 お椀に豆腐ひとかけらだけ乗ってる。 「豆腐一つだけでドヤ顔するんじゃない」笑いながら突っ込む。 慌ててほかの具も乗っける。 「お父さん、七味とって」小学生だけど、辛い物が好きだ。 でも明らかにかけ過ぎてる。 「お兄ちゃん絶対から言っていいそう」娘にささやく。 「かき混ぜれば辛くないから」そう言いな