Published 2023/02/28 12:09 (JST) Updated 2023/02/28 12:27 (JST)
宇都宮大は27日、2019~21年度の3年間にわたり、授業を行っていないのに大学院生計11人に単位を与えていたとして、宇大大学院地域創生科学研究科の40代男性准教授を停職5カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は24日付。 宇大によると、3年間の履修者は計11人でいずれも准教授の研究室所属だった。本来は週1回90分の授業を年15回実施すべきだったが、ゼミと学会発表等の指導を授業の代わりとし、学生に2単位を与えていた。 准教授は宇大の調査に対し、授業を行わなくても学生には基礎的な知識があると判断したとし、「学生も自分自身も、研究に費やす時間を確保したかった」などと説明している。 22年1~2月に授業改善の参考とするため学生に実施したアンケートで、「授業が行われなかったのに単位が与えられた」との記載があり、発覚した。学内関係者でつくる調査委員会の調査などで講義、指導、評価のいずれも実施されていな
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