首都圏の電力が危機を迎えている。記録的な猛暑に見舞われている今週、盆休み明けから電力使用量が急増するのに対し、柏崎原発が停止しているためだ。 東京電力では、データ改ざんのため水利許可を失っていた栃木県の塩原水力発電所を、 緊急事態であるとして稼働させるとともに、20日に停止しての点検に入る予定だった福島第1原発3号機も31日まで停止を延期して対処する。 また、電力不足時に電気の使用を停止要請できる「随時調整契約」を結んでいる事業者に、使用中止を求める。 記録的な猛暑に見舞われた日本だが、地方に置いた原子力発電所に頼り切っている首都圏の電力の危うさが、今年の中越沖地震で露呈した形だ。首都圏在住の方々はこの酷暑の中、節電などの対策を取れているだろうか?