「意思が弱い人がなる」「反社会的人物」と間違ったイメージがついている依存症。特に違法薬物によって逮捕されるとメディアは率先してバッシングを繰り返し、回復や復帰を拒みます。Addiction Reportはそんな報道や社会をどう変えたいのか。専門家と共に語り合います。 依存症の報道について何が問題で、どう変えたいのか語り合う松本俊彦さん(真ん中)、田中紀子(右)、岩永直子(左)(撮影・後藤勝) 依存症は「意思が弱いからなる」「反社会的な人物がなる」と間違ったイメージが染み付いています。 特に違法薬物によって逮捕されると、日本ではメディアが率先して容疑者の過去の言動の粗探しをし、罪を償って元の場所に戻ろうとしても回復や復帰の足を引っ張ることを繰り返してきました。 そんな報道や社会的制裁について、専門家や支援者、そしてメディアの一員である私はどう見てきたのか。どう変えたいのか。 国立精神・神経医