この記事は「日経PC21」2014年9月号(2014年7月24日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。 エクセルは計算処理や表作成ばかりでなく、一般的なビジネス文書の作成にも役立つソフトだ。特に作成後はエクセル上であまり操作しない、印刷を目的とした文書なら、セルを正方形に整えて台紙のように使う“方眼紙作戦”が有効に働く。ただしこの手法で作成する文書には向き不向きがある。方眼紙作戦の特徴を理解して、必要な書類をいかに手間を掛けずに作成するか、そのテクニックを前後編に分けて紹介していこう。 【総論】正方形のセルでレイアウトが楽になる エクセルのワークシートを「方眼紙」として利用することで、複雑なフォーマットの文書を、容易に作成することができる。外部の専門業者に依頼しなければならなかったような印刷物でさえ、使い慣れたエクセルとプリンターで作成できるのだ。 縦横のサ