第3章 起業 ――俺、走る(連載 最終回) そうこうして数日が経った。俺はコタツ兼テーブルのうえで、ウンウンうなってノートにあれこれゲームプランを書き殴っていた。杉作くん流にいえばアイディーアを考え続けていた。 アイディーアどころか、もはや、ため息も出ない。 バイトも辞めた。オッサンからもらった金はパソコンの購入費やらなんやらで、すでに30万円以上使っていた。 あてもなく俺は近所をぶらぶらした。 気がつくと、あの公園にいた。 鳩は顔を覚えているかのように、ベンチに座った俺の前に集まってきた。 だが、あの迷子のレース鳩、オッサンが「優作鳩」と名づけた鳩はいなかった。しばらく待ってみたが、いつまで経ってもやってくる気配はなかった。 俺はポケットから携帯を取り出し、アルバムを見た。実は以前に1人で公園に来て、優作鳩の写メを撮っていた。 そのときも俺は優作鳩に手で直接パンを食べさせた。右手でパンを
ダイヤモンド社と株式会社シンクのコラボでお届けする「デジタル経済漫画」。第1弾は「工場長 由香子」(全8話、漫画/不二まーゆ)。東京の会社をリストラされ、故郷に戻って実家の自動車部品工場に入った由香子。その行く手には、「日本の自動車産業の衰退」という厳しい現実が立ちはだかります。果たして由香子は、父の意志を継いで工場を建て直すことができるのか? 最終回 【漫画】工場長・由香子~日本ものづくり再生物語最終回「15年後の由香子と日本」 中国と正面から向き合うことで再生のヒントを得た由香子は、皆を引き連れて、病床の父のもとへと向かう。新たな経営方針を自信を持って伝える由香子… 2010.6.18 第7回 【漫画】工場長・由香子~日本ものづくり再生物語第7話「中国人の皆さん、私の話を聞いてください!」 瀬戸際に追い詰められた由香子は藁をも掴む思いで、伝説のコンサルタント・多賀谷の教え子の社長宅に向
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く