「逆に感謝の気持ちもあるんです」 「自民党公認としては…」 「墓場まで持って行くことになる」 おかまに行政支援は不要――。新潟県三条市が制作委託料を出しているFM番組のパーソナリティーをめぐる市議の発言が議論を呼びました。その後、市議は撤回しましたが、発言は地方に住む性的少数者(LGBT)の生きにくさを考えるきっかけになりました。「おかま」発言のきっかけとなったラジオパーソナリティー、さとちんさんは「ここは渋谷区ではない。田舎に行けば行くほど大変」と話しています。 「逆に感謝の気持ちもあるんです」 「僕は逆にまあ、市議さんに、ありがとうございました、という感謝の気持ちもあるんです」 さとちんさんは、今回の騒動を振り返り、そう語りました。見附市出身のさとちんさん。19歳の春に上京し、作曲家の平尾昌晃さんの音楽学校でレッスンを受け、タレントとして大成することを目指しました。しかし、約20年前、