南海電鉄が主体となって建て替える南海和歌山市駅ビルに平成31年度に移転予定の新和歌山市民図書館で管理、運営を請け負う指定管理者について、市は30日、CD・DVDレンタルや書籍販売のTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京都渋谷区)を候補者に選んだと発表した。CCCは地方都市で図書館を運営しているが、中核市では初めて。子供が安心して使えるなど利用者のニーズを配慮した空間を同社は提示しており、市は「市駅前の再開発に伴う活性化につながる」として、開会中の市議会12月定例会で提案する方針。 市は年間約30万人と低迷する来館者の大幅増などを目指し、指定管理者制度の導入を決定。CCCと、全国約500の公共図書館を運営する図書館流通センター(TRC)が応募し、今月24日に公開プレゼンテーションが行われていた。 CCCの提案では、1階にカフェを設け、書籍や地域産品