日曜日は俳句の紹介と英訳。 今朝,町内会の清掃活動に参加しました。 道路に落ちた桜の花びらを掃いたりしました。 春とはいえ,仙台はまだまだ体が冷えます。 桜前線は岩手県に入ったのでしょうか。 東北の桜はこれから見ごろを迎えるところがたくさんあります。 今日は東北を詠んだ一句です。 人体冷えて東北白い花盛り 金子兜太 (じんたいひえてとうほくしろいはなざかり) 初出は「海程」昭和42年8八月号。 青森へ旅したときの句。 十三湖から弘前を経て,秋田へ向かう途中での作。 津軽で金子氏は7句を作りました。 俳句で「花」と言えば「桜」をさしますが この句は,そう単純ではありません。 俳人の「成田千空氏をしのぶ会」で 金子氏はこんなあいさつをしたそうです。 金子氏と千空氏は若い頃 中村草田男選の投句欄で特選を競いあった仲で その頃から,青森に住む千空という見知らぬ青年へ 密かなライバル心を持っていま