肝内胆管がんはがんの中でも死亡につながりやすいとされますが、その程度は発見されたときにどれほど進行しているかによって違います。東京大学などの研究班が、治療を受けた患者のデータの解析から、進行の度合いを分類する基準を検討しました。 ◆手術後の患者756人のデータを解析 この研究は、肝内胆管細胞がんの治療後の経過を予測する分類基準を作るため、肝内胆管細胞がんを取り除く手術を受けた患者756人の情報から、診断時の特徴と、その後の経過の関係を調べました。 ◆5年生存率は100% 次の結果が得られました。 全生存率のデータは、患者の生存を予測する最小P値アプローチで、2cmをカットオフ値としたときに最もよく層別化された。最大径2cm以内の肝内胆管細胞がんがあり、リンパ節転移がなく、脈管浸潤がない患者15人の5年生存率は100%であり、このコホートがT1と定義された。リンパ節転移がなく遠隔転移がない(
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