パウル・ツェラン詩文集 パウル・ツェラン著 飯吉光夫編訳 白水社 2012年2月 本体2,400円 四六判上製202頁 ISBN978-4-560-08195-2 帯文より:未曾有の破壊と喪失の時代を生き抜き、言葉だけを信じ続けた20世紀ドイツ最高の詩人の代表詩篇と全詩論。改訳決定版。 斎藤環(精神科医)推薦文:「「あの日」から私がもとめたのは、死者たちを「悼む」言葉ではない。彼らと「ともにある」ための言葉だ。そこにツェランの言葉があった。絶対的な脆弱、絶望的なまでの希望、そして戦慄的な優しさをはらむ言葉が。 ★発売済。前半が詩、後半が散文です。詩は「罌粟(けし)と記憶」から3篇、「敷居から敷居へ」から3篇、「ことばの格子」から5篇、「誰でもないものの薔薇」から3篇、「息のめぐらし」から5篇、「糸の太陽たち」から7篇、「迫る光」から7篇、「雪の区域(パート)」から1篇の、合計34篇。詩論は