アフガニスタン南部カンダハル州で19日未明、軍基地を狙った襲撃があり、国防省によると、兵士43人が死亡した。反政府武装勢力タリバーンが犯行声明を出した。 地元メディアによると、施設前で車両が自爆した後、武装集団が侵入して銃撃戦となったという。東部パクティア州や中部ガズニ州でも16~17日、警察施設などへの襲撃で警官ら60人超が死亡。襲撃が続く背景に、軍・警察内の内通者の存在が疑われている。 駐留米軍が空爆などでアフガン軍・警察を後方支援しているが、タリバーンや過激派組織「イスラム国」(IS)支部との戦闘が34州のうち20州以上に広がり、治安悪化に歯止めがかからない状況だ。(イスラマバード=乗京真知)
東アフリカ・ソマリアの首都モガディシオで14日に起きた爆発事件で、AP通信は18日、地元当局者の話として、事件に関わった2人が逮捕されたと報じた。 同通信によると、2人は爆発物を積んでいたトラックの保証人になったり、検問中の兵士にトラックの通行を許可するよう説得したりした疑いがあるという。 今回の事件の死者は300人を超え、負傷者も400人以上にのぼる。現場周辺では18日、結束を示すために数千人の市民らが集まったが、治安部隊が発砲するなどして妊婦ら数人が負傷したという。 事件の犯行声明は出ていないが、地元政府は同国を拠点にするイスラム過激派シャバブの犯行として非難。シャバブは2015年、ケニアのガリッサ大学の学生ら148人を殺害するなど、国内外で同様の犯行を繰り返している。(石原孝)
ウクライナ海軍が実戦投入した水上無人艇「シー・ベビー」は全長わずか6メートル、海面からの高さ60センチだが、最大850キロの爆薬を搭載し、最長で1000キロ走行できる。 経済categoryアングル:国境の橋で見る「明暗」、米バイデン政権の移民対策強化6月15日、米テキサス州エルパソとメキシコのシウダー・フアレスを結ぶ国境の橋を徒歩で渡る人の列に逆らうように、移民の一群がメキシコへと戻っていく。米バイデン政権による新たな移民対策に基づき、数分前に強制送還の処分を受けた人たちだ。 2024年6月22日 マーケットcategory焦点:米中西部の農業地帯、農家の収入急減で地域のビジネスも苦境米カンザス州のブレイディ・ピーターソンさんのレストラン「ピーツ」は、数キロにわたって風に揺れる小麦の穂に囲まれた小さな街にある。ランチ客で満員御礼のはずの土曜日だが、今は閑古鳥が鳴く。ふだんはフライドチキン
去る8月17日、スペインのバルセロナなどで自動車を使ったテロ事件があいついで起き、15人が死亡した。このような不特定多数を標的としたテロ事件は、21世紀に入ってからというもの世界各地で止むことがない。 日本でもかつてテロ事件が続発したことがあった。いまから43年前のきょう、1974(昭和49)年8月30日午後0時45分、東京・丸の内の三菱重工業本社ビルが爆破され、通行人など8人が死亡し、376人が重軽傷を負った。約3週間後の9月23日には「東アジア反日武装戦線『狼』」が犯行声明を出す。このあとも、74年秋から翌年春にかけて、東アジア反日武装戦線の「狼」「大地の牙」「さそり」の各部隊により、三井物産・帝人・間組などの企業爆破が繰り返され、社会を震撼させた。 1970年以降、学生運動が退潮するなかで、武装闘争をもって社会の変革をめざすグループがいくつか現れた。大道寺将司らが結成した東アジア反日
<ベネチア国際映画祭を目前に控えた市長がベニスはバルセロナよりはるかに安全と厳戒態勢をアピール> ベニスで「アラーは偉大なり!」と叫んだ者は射殺する──イタリアの水の都の市長の暴言が問題になっている。 右派のルイージ・ブルニャーロ市長は、過激主義についての講演のなかで、バルセロナでは8月15日に車暴走テロで13人が死亡したが、ベニスははるかに警戒厳重で安全だと語った。 「テロ対策をとらなかったバルセロナとは違い、ベニスは警戒を怠らない。もし誰かが『アラーは偉大なり!』を叫びながらサン・マルコ広場を駈け抜けたりすれば、その場で射殺する」と、ブルニャーロは言った。「1年前には4歩目で撃つと言ったが、今なら3歩目で撃つ」 警戒厳重の例としてブルニャーロは、ベニスの有名なリアルト橋に爆弾テロを仕掛ける計画だったイスラム過激派の容疑者4人を3月に逮捕したことを挙げた。 「リアルト橋で自爆して、アラー
バカンスで華やぐスペイン北東部バルセロナで17日夕、バンが歩行者に突っ込み13人が死亡した。事件の前後には、他の地中海沿岸の街でも爆発事件や車による突入事件が相次いで発生。シリアやイラクで劣勢に追い込まれた過激派組織「イスラム国」(IS)の呼びかけに感化された過激派による犯行の可能性がある。 事件から一夜明けた18日正午、バルセロナ中心部のカタルーニャ広場。事件が起きたランブラス通りの起点である広場での追悼集会に、無数の人々が詰めかけた。国王フェリペ6世やラホイ首相、地元カタルーニャ州政府のプッチダモン首相、バルセロナのコラウ市長も並んだ。 黙禱(もくとう)の後、人々は「我々は恐れない」と声を合わせ、拍手を響かせた。 欧州各国で近年、イスラム過激派によるテロが続発する中、スペインでは大きな事件は起きていなかった。だが2004年には首都マドリードで列車爆破テロが起き、191人が死亡している。
先週木曜日(08/17/2017)、観光客で溢れるバルセロナの中心街ランブラス通りにワゴン車が突っ込み、死者13人、負傷者100人以上を出す大惨事が起こってしまいました。その数時間後、今度はバルセロナから車で1時間ほど南下したところにあるリゾート地、カンブリス市(Cambrils)にて同様の事案が発生し、警察は5人の容疑者を射殺。また、バルセロナから内陸へ車で1時間ほど行ったところにあるビック市(Vic)にて関連すると思われるワゴン車が見付かっており、警察は今回の事件を周到に準備されたテロと断定し捜査を進めています。今回の事件は、2004年に191人が犠牲となってしまったマドリードの列車爆破テロ以降、スペインで最悪の犠牲者を出す結果となってしまいました(地中海ブログ:東さんの「SNS直接民主制」とかマニュエル・カステル(Manuel Castells)のMovilizacionとか)。 事
<ベルリン、ストックホルム、パリ、バルセロナ......ヨーロッパで相次ぐ「自殺テロ」は、ISISがシリアやイラクの支配地域を失っても、巧みなテロの量産は続くという研究の正しさを裏付けている> [ロンドン発]スペイン第2の都市バルセロナで17日午後、白色フィアットが猛スピードで観光客の人混みに突っ込んで13人が死亡、100人以上が負傷した。この暴走テロと前後して、同時多発テロの計画を浮き彫りにする動きが連続したので、まず地図とタイムラインで全体像を把握しておこう。 16日夕、バルセロナから南200キロメートルの小さな町アルカナーで民家が爆発。1人死亡。警察は「民家の住民は爆発装置を準備していた」と発言、遊歩道ラ・ランブラの暴走テロとの関連を指摘 17日午後4時50分、バルセロナのラ・ランブラで白色フィアットが暴走、少なくとも13人が死亡、100人以上が負傷。実行犯の運転手は現場から逃走 午
スペイン北東部バルセロナの繁華街で17日夕(日本時間18日未明)、バンが歩道に突っ込み、少なくとも13人が死亡、100人以上が負傷した。ラホイ首相は「ジハーディスト(聖戦主義者)によるテロだ」とし、イスラム過激派の犯行だとの見方を示した。欧州では、昨年夏に起きた南仏ニースのトラック突入テロ以降、車を凶器に使う事件が目立っており、ドイツや英国に続き、スペインも標的になった。 現場は世界的な観光地バルセロナきっての繁華街ランブラス通り。高級ブティックやレストラン、土産物店が集まり、観光客らがそぞろ歩きを楽しむパリのシャンゼリゼ通りのような場所にあたる。午後5時ごろ、車が歩道に突っ込んで観光客らを次々とはねた。ジグザグ走行していたとの証言もある。死傷者の国籍は約20にのぼると伝えられている。日本人観光客も多い地域だが、在バルセロナ日本総領事館によると、18日午前0時(日本時間同7時)時点で、日本
画像説明, 極右集会に抗議する人たちの中に自動車が突入した。写真は、現場で応急手当てを受ける人たち(12日、米バージニア州シャーロッツビル) 米南部バージニア州シャーロッツビルで12日、白人極右集会に抗議する人たちの間に自動車が突入し、1人が死亡し19人が負傷した。これに先立ち市内では、極右集会に参加する白人国家主義者たちと、抗議する人たちの間で衝突が相次ぎ、少なくとも15人が負傷した。同州知事は、白人至上主義者に「帰れ」「お前たちは愛国者とは程遠い」と強い調子で批判した。一方で、ドナルド・トランプ米大統領が白人至上主義者を特定して非難しなかったことを、共和党内からも疑問視する声が上がっている。
サウジアラビア・メッカの聖モスクで祈るイスラム教徒(2017年6月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/BANDAR ALDANDANI 【7月6日 AFP】英国のシンクタンクは5日、海外から同国内のイスラム過激派に流れる資金のほとんどはサウジアラビアからのものだとする報告書を発表した。在英サウジ大使館は報告書の内容は「明らかな誤り」だと批判する声明を発表している。 報告書を発表したのは、ロンドン(London)に拠点を置く、外交問題を扱うタカ派のヘンリー・ジャクソン・ソサエティー(Henry Jackson Society)。トム・ウィルソン(Tom Wilson)研究員は声明で「湾岸諸国およびイランの各組織にはイスラム過激主義を拡大させている責任があるが、サウジアラビアの組織は疑いなくその筆頭だ」と述べた。 ヘンリー・ジャクソン・ソサエティーによると、サウジアラビアは1960年代以降「
6月13日、フィリピン軍幹部は、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が南部ミンダナオ島のマラウィ市の約20%をなお支配下に置いていると明らかにした。写真はマラウィ市を警備する警察と兵士たち。7日撮影(2017年 ロイター) [マラウィ(フィリピン) 13日 ロイター] - フィリピン軍幹部は13日、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が南部ミンダナオ島のマラウィ市の約20%をなお支配下に置いていると明らかにした。 同市が占拠されてから約3週間が経過するが、武装勢力側はIS系メディアを通じ、依然3分の2以上の地域を支配していると主張。また、フィリピン軍に少なくとも兵士200人の犠牲が出たとしている。 これに対し、現地で指揮を取るフィリピン軍のガルベス中将は、武装組織がなお勢力を維持している地区は市の20%のみで、日々縮小していると反論した。
6月3日、フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で先月から続いている戦闘の発端は、数十名のイスラム主義武装勢力が刑務所を襲撃し、警備員らを降伏させたことだった。写真はマラウィ市を警備するフィリピン兵士たち。2日撮影(2017年 ロイター/Romeo Ranoco) [マラウィ市(フィリピン) 3日 ロイター] - フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で先月から続いている戦闘の発端は、数十名のイスラム主義武装勢力が刑務所を襲撃し、警備員らを降伏させたことだった。 「キリスト教徒を引き渡せ、と彼らは言った」。現地の刑務局の副局長を務めるファリダ・P・アリ氏はその時の様子を語る。「刑務所職員にキリスト教徒は1人しかいなかったため、気づかれないように彼を服役者のなかに紛れ込ませた」 過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓う「マウテグループ」と呼ばれる武装勢力の戦闘員は、警備員を脅しつけ、服役
5月21日にサウジアラビアで開催されたアラブ・イスラム・アメリカ・サミット(右2人目から、サウジのサルマン国王、トランプ、アブダビのムハンマド皇太子、カタールのタミム首長) Jonathan Ernst- REUTERS2 <サウジアラビアなど6カ国が突然カタールとの国交断絶を発表。小さなカタールがここまで目の敵にされる背景にはテロ支援などの他に、父を退けて首長の座を奪ったり、女性が自由に運転できる文化など、湾岸諸国の体制を危うくしかねない要素があるからだ> 2017年のドーハは、1914年のサラエボのようになるのだろうか? セルビア人青年がオーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者を暗殺したサラエボ事件は、第一次大戦の引き金になった。今、万一衝突が起きるとすれば、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を中心とした中東諸国対イランという構図だ。アメリカは、戦争を食い止めるために一刻も早く
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