インターネット検索国内最大手のヤフーは10日、スマートフォン用の無料対話アプリ(応用ソフト)「カカオトーク」を展開する韓国ダウムカカオとの合弁解消に向け交渉していることを明らかにした。ヤフーが2012年に出資し、株式の50%を保有する日本法人カカオジャパンから資本を引き揚げる。 カカオトークは日本国内で10年にサービス提供を開始したが、累計ダウンロード数は約1千万件にとどまり、後発ながら登録者数5千万人を超える競合アプリのLINE(ライン)に水をあけられている。ヤフーは、合弁による相乗効果が見込めないと判断した模様だ。カカオジャパンは、新たな提携先を探すかどうかなどについて「コメントできない」としている。 カカオトークの全世界でのダウンロード数は1億5千万超。韓国ではシェア9割を占める最大手だが、チャット内容を捜査機関に提供していたことが判明、利用者が大挙して欧米系アプリに乗り換える「サイ