《負の残像》(陰性残像、補色残像) ある色をしばらく見続けた後、すぐに白い背景に目を移すとその色と反対の色が見えてくる。 左側の赤い丸の中心を十数秒間注視した後、右側の黒点を注視すると赤の残像として青緑が見える。 これは色の刺激が網膜に刻みつけられ、その色の刺激に網膜が順応した(弱められた)結果であり、 もとの色と反転した残像を負の残像という。負の残像はもとの色の心理補色である。 この残像は、明度・彩度・色相のそれぞれについて確認することができる。 《縁辺対比》(マッハ効果) 色の境界部分では隣接する色の影響を受けて、一方は明るく、一方は暗く見える。(左図) このように境界線部分色が変化して見える対比の効果を縁辺対比という。 この対比は明度段階の数を多くするか、境界部分に白または黒の線をいれる(右図)などで弱められる。 このような対比の現象は、空間的(あるいは時間的)に接