自分の願望を臆面もなく口にできるというのは人間が持ち得る最大の能力です。 幸せになるということは、たとえばこういうことです。 幼稚園児の集団が遊んでいて、そこへ後から別の子どもがやってきます。 こんなに小さくても、ここで素直に「い〜れ〜て」と言える子と、「もしかして 入れてもらえないんじゃないか?」と逡巡する子、諦める子、誘ってもらうまで 気を引きたそうに近くで遊ぶ子がいる子に分かれるでしょう。 この根本的な違いが、全ての人間社会において死ぬまで続いて行くのです。 では、素直に「い〜れ〜て」が言える子と、言えない子の違いはなんなのでしょう。 「い〜れ〜て」が言えない子は、自分が「もしかしたら入れてもらえないかも しれない」と恐怖し、そのために口をつぐんでいるものだから、素直に 「い〜れ〜て」が言える子は、絶対に入れてもらえる自信があって言っている と思ってしまいます。人気のある子、ない子、