遊ナビ・アート館：「新春特別陳列展」－－下田市・上原仏教美術館 ／静岡 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)◇写経、仏像など名品披露 下田市宇土金の上原仏教美術館で、写経、日本画や仏像など仏教美術の名品を披露する新春特別陳列展が開かれている。 ３１日までの前期は、聖武天皇の真筆とされ、「大聖武（おおじょうむ）」とも呼ばれる写経「賢愚経断簡（けんぐきょうだんかん）」（天平期）をはじめ、村上華岳の「観世音菩薩（ぼさつ）」（大正時代）、平山郁夫氏の「雲崗（うんこう）石仏（２００１年）などの日本画と、松崎町の吉田（きちでん）寺に伝わる「阿弥陀（あみだ）三尊像」（鎌倉時代・県指定文化財）など１２点を展示。 仏教美術の流れを鑑賞する上でも貴重な資料で、特に断簡（古い写本の切れ端）の謹厳で力強い文字は天平写経の極致とされる。 後期（２月１～２８日）では一部を展示替えし、華岳の「如意輪観音」や、同館で写仏教室講師を務めた故・井上球二氏の仏画「童仏」シリーズ８点を公開する。【中村隆】 《メモ》 開館時間は午前９時
