数々のセキュリティ事件の調査・分析を手掛け、企業や団体でセキュリティ対策に取り組んできた専門家の萩原栄幸氏が、企業や組織に潜む情報セキュリティの危険や対策を解説します。 過去の連載記事はこちらで読めます! ファイル交換ソフトウェアに関連した情報漏えい事件が今なお多く、公私での使用を禁止している企業が少なくありません。それでも、やむを得ず使ってしまうことが、どのような悲劇をもたらすのでしょうか。銀行員のN氏(仮名)を襲った事例を紹介しましょう。 真面目さが過ぎる故に N氏は典型的な真面目人間で、出世も同期の中では比較的遅く、50代前半で銀行の副支店長という肩書きでした。要領が良いタイプとは言えないのですが、実直で銀行業務という仕事をこよなく愛していた人です。そんな彼の人生の軸が狂ったのはある年の年度末のことでした。 この年は業績の計算数字がなかなか合致せず、翌週月曜日には本部で支店の業績を報
ネットのウイルスを監視するIPA(独立行政法人 情報処理機構)職員、Winny/Shareの殺人系ウイルス(通称 シャレタマ)に感染し、個人情報をネットにばらまく→IPAが1/4付で「おわび」をサイトに掲載 去年の暮れ、IPA(独立行政法人 情報処理機構)は、こんな注意喚起を行っている。 年末年始における注意喚起 第08-29-139号 掲載日 2008年12月22日 独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター 一般利用者の方へ メールの添付ファイルや USB メモリなどでウイルス等の被害に遭わないように ワンクリック不正請求やセキュリティ対策ソフトの押し売りにご用心 もしものときの対応策 システム管理者の方へ ~年末年始休暇における対策のお願い~ (以下略) IPAというのは、理事長挨拶によれば、こんな独立行政法人だ。 理事長挨拶 (略) IPAは、産学官の結節点として情報サー
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