第3滑走路新設や夜間早朝の飛行制限緩和など成田空港の機能強化策に併せて、森田健作知事と騒音対策や地域振興策を求めている横芝光町の佐藤晴彦町長が25日、県庁で会談し要望書を提出した。佐藤町長は、空港直結の道路整備▽工業団地誘致▽河川改修等治水対策-の3項目の具体化を求めた。26日には空港周辺9市町でつくる「成田空港圏自治体連絡協議会」も開催予定で、各市町や県など関係者の動きも慌ただしさを見せている。 「空港の機能強化は、同時に地域の発展を期さなければならない。しっかり考えさせてもらいたい」。森田知事は佐藤町長にこう応じた。23日には多古町の菅沢英毅町長と横芝光町の住民団体も森田知事宛ての要望書を提出した。 こうした動きの背景には、昨年12月に県が骨子案を公表し、今年度末までに原案をとりまとめる周辺自治体の地域振興策「成田空港周辺の地域づくりに関する『基本プラン』」に具体策を反映させ、少しでも