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ブックマーク / workhorse.cocolog-nifty.com (7)

  • 和魂と洋才と「会社」の仕組み - マーケットの馬車馬

    初めて会った外国人と話す時の"お決まりのネタ"のひとつが、「日人が働き過ぎるのはなぜか」というものだ。日では"work for life"ではなく、"life for work"であるらしい、というのは、誇張交じりにせよ海外でもよく知られている。そしてこのネタになると、欧米人は心からの同情を込めて、馬車馬のように働くこの哀れな日人を慰めてくれるのである。「人生に疲れたら僕の国においで」、と。こう言ってくる時、彼らの頭の中でドナドナの悲しい調べが奏でられていることを筆者は疑わない。 この件に限らず、日人の働き方が欧米のそれとは大分異なっていることはよく知られているし、日人の側でもそれなりの自覚がある。なぜ日ではどいつもこいつも長々と残業しているのか? なぜ日の会社は中途採用に対してこれほど消極的なのか? 成果給はなぜいつまで経っても根付かないのか? 日の労働組合はなぜ企業と戦

    和魂と洋才と「会社」の仕組み - マーケットの馬車馬
    hihi01
    hihi01 2009/05/07
    文句なしに素晴らしいエントリー。安冨先生のシミュレーションとも合致する。
  • 人生という相場に向き合う方法 - マーケットの馬車馬

    長い間ブログを放り出してすみません。私事の高波に押し流されていました。その間に和魂洋才シリーズのメモをなくしてしまい、それに凹んで更に更新が遅れたのですが。現在暇を見つけて少しずつ再構成中なのでもう少しお待ちください(色々なことを書く予定なので、どういう順番に書いていくのかが結構問題なんです。一部の説明は他の理解を前提にしていたりしますので)。 そこで、正月に書き損ねた話題を改めて書いてみようと思います。どこで誰が書いていた話題だったかは忘れましたが、「努力したって成功するとは限らないのだから、努力したってしょうがない」または「努力すれば何とかなるとか言う妄言にだまされるな」とか、大意そんな感じの発言をその当時頻繁に見たような気がします。当時はしょうもないことを、と思って読み流したわけですが、色々考えると結構難しい問題をはらんでいそうなので、少し書いてみようと思います。 人生のリスクとコス

    人生という相場に向き合う方法 - マーケットの馬車馬
    hihi01
    hihi01 2008/03/03
    久々に馬車馬さんを読めてうれしい。ちょうど長い目でみた事業のリスクとリターンについて考えてた。どうもそれは生き方そのもののようだ。
  • 民主党の最適戦略(下) - マーケットの馬車馬

    前回の冒頭で、筆者は2種類の疑問を提示した。ひとつは「対立軸を設定することが民主党のためになるのか?」ということであり、もうひとつは「対立軸を設定することが国民のためになるのか?」ということだった。前回は一つ目の疑問に議論を絞り、「二大政党制の下では対立軸の設定は自殺行為であり、むしろ大多数の国民が何を望んでいるかにのみ注目すべきだ」ということを書いた(逆に言うと、二大政党制というシステムは、余計な政党間の駆け引きを無視して「国民の為に政策を練る」ことを奨励する仕組みだということになる)。 今回は、後者の「対立軸がなくなってしまっては、国民は政策の選択肢を失ってしまう。国民に選択の機会を与えるためには、対立軸を明確に示す必要がある(だから、前回説明したようなマーケティング的な考え方は不純)」という意見を考えて見ることにしたい(「玄倉川の岸辺」氏のTBからアイデアを得て文末に大幅に追記。)。

    民主党の最適戦略(下) - マーケットの馬車馬
    hihi01
    hihi01 2005/12/25
    うーん、そうすると前原さんはもっと左勢力にすりよれと?図式は明確だ政治家の選択としてありうるのか?
  • 規制すべきもの・そうでないもの - マーケットの馬車馬

    どたばたして更新が途絶えている間に、違法建築問題が盛り上がっている。特に規制緩和すべきではなかった、という議論が結構あるようだ。このあたり、構造改革ネタとかぶる部分もあるので少し書いて見たい(切込隊長氏からお財布バトンを頂戴しているのだが、流石に3週間も更新をサボった挙句に「財布の中身は2000円で~」とかやると石を投げられそうなので、こちらは次回に)。 とりあえず、いつ崩れてもおかしくないマンションは出てくるわ、当事者は責任の押し付け合いをしているわ、なんだか芋づる式に「次」が出てきそうな雰囲気はぷんぷんしてるわ、何かが間違ってしまったことは確かだ。ただし、悪者探しをするだけの知識も情報も筆者には無いので、そちらは武部幹事長とその道の専門家にお任せして、ここでは「そもそも誰が、何を間違ったのか」をもう一度整理して見たい。(12月6日文末に注4を追記) 結局、規制緩和は正しかったのか とり

    規制すべきもの・そうでないもの - マーケットの馬車馬
    hihi01
    hihi01 2005/12/09
    あ、あいかわらずするどくていらっしゃる。うーん。
  • 指導者の資質(上) - マーケットの馬車馬

    なんだかいつの間にか永田町の方がえらく緊迫している。このくそ暑い時期に選挙ですか。来であれば、一応経済系ブログのつもりのここでは「政局がどうのよりも、郵政問題をどうするかという質を忘れてはならない」みたいなノリで書くべきなのかもしれないが、筆者にはこの郵政問題について何かを書けるほどの知識もなければやる気もない。 民営化による効率性の向上や「田舎の切捨て」みたなコストの話は極めてミクロな問題であって、人件費やマーケティング戦略やら、細かい数字の積み上げをしていかないと語れないことが多すぎる。これは同時に、積み上げ方次第でどんな結論だって恣意的に導きうると言うことでもある。しかも、その結論の恣意性をチェックするのは更に手間のかかる作業だからたまらない。そういう仕事は総研のようなマンパワーのあるところの独擅場であって、場末のブログでやる作業ではありえない(で、総研は大概客から結論ありきで仕

    指導者の資質(上) - マーケットの馬車馬
    hihi01
    hihi01 2005/08/07
    ぼそっと書いときますけど、特定局の局長さんの保有車リストとかほしいな。
  • 人民元切上げのお話 - マーケットの馬車馬

    最初は別のエントリーのおまけでちょろっと書くだけにしようと思ったのだが、微妙に長くなったので別エントリーにしてしまうことにした。 基的には、アジア通貨危機の時も頑固に為替相場を固定し続けてきた中国がとうとう切り上げた、というだけの話で、これ自体は取り立てて重要な話ではない。2%だし。通貨バスケットにしても、過去に固定相場制を敷いていた国では良く採用されていたやり方で、バスケット方式の採用自体はニュースとは言えない。結論に飛んでしまえば、注目すべきなのは今後中国政府がどの程度気合の入った資規制が出来るかどうかであって、そこ次第で為替相場の読み筋が完全に変わってしまうということにこそ注意すべきだと思うのだが。 円高の理由 まず、ごく基的なところから。どこで読んだか忘れてしまったのだが、人民元切り下げのニュースと共に円が対ドルで爆騰した理由が分からない、という記事があった。これは簡単といえ

    人民元切上げのお話 - マーケットの馬車馬
    hihi01
    hihi01 2005/07/26
    なんか真剣に貨幣シミュレーションが意味を持つ局面なのだと感じる。
  • 「お金であること」を保証するもの(後編) - マーケットの馬車馬

    さて、前回貨幣というものは皆が「他のみんなはこの貨幣を受け取るだろう」と信じてさえいればいいのであって、必ずしも金や国債といった具体的な裏付けを必要とするものではない、と書いた。貨幣発行に際して同額の国債等を保有すべし、という旧日銀法の発行保証制度が撤廃されたのはこの辺りが理由のようだ。 では、魚のホネでも貨幣になるのだから、中央銀行の負債として扱うなんて面倒くさいことする必要ないじゃん、とつい考えてしまうのだが、それでは現状ほとんど全ての中央銀行が貨幣を負債としている理由が説明しづらい。もちろん、兌換貨幣や金位制時代の名残と言い切ってしまっても構わないのだが、惰性の一言で説明してしまうのは無理がありすぎる。というわけで、以下、貨幣が中央銀行の負債である理由を説明し、その上で現代の「貨幣の裏付け」とはなんなのかを考えて見たい。(5月20日:文末に追記) 貨幣が負債である理由 改めて前回の

    「お金であること」を保証するもの(後編) - マーケットの馬車馬
    hihi01
    hihi01 2005/05/17
    なるほどぉ。やっぱり、表現は違っても感じるところはいっしょかも。
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