大人たちに徴用され、人を殺傷することを強要される子どもたち。彼らは「子ども兵士」と呼ばれます。武器の取引を規制する条約がないために、数十万人の子どもたちの未来が、奪われているのです。 「武器」は他人事じゃない 「武器」という言葉を聞いたとき、何を思い浮かべますか? おそらく多くの方は、ナイフや銃といったものを思い浮かべると思います。実は武器には、拳銃やライフルのみならず、戦車や攻撃用のヘリコプターなども含まれます。そしてそれらは、日本に暮らす私たちには、少し遠い存在です。 しかし世界に目を向けてみると、状況はまったく異なります。世界では、戦争・紛争が絶え間なく繰り広げられています。そして今この瞬間にも、武器によって、多くの命が奪われ、かけがえのない生活が奪われているのです。 その中でも、とくに犠牲となっているのが、「子ども兵士」とよばれる子どもたちです。 子どもたちの未来が奪われていく 現