講演内容 はじめに 経団連の会長がこういうことを話すのはあまり過去に例がないと思うが、元々私はコンピューターシステムデザイナーだったので、こういう話は乗りに乗る方であり、もともと10分で話す予定と言われていたが、事務局にもっとちゃんと時間をくれとお願いし、今日の設定になっている。 Society5.0がデジタル時代にどういうことを考えていくか。経団連では、これを創造の時代と呼んでいる。創造とは、クリエーションとイマジネーションの両方であり、これからの時代はそのベースがデータとなる。このデータをどう活用していくのかと知恵を出すこと。それが、新しいビジネスモデルの設計にもなるが、次の世界の構造を考えておかないと、スムーズには進められない。 今回はまず私自身が行ったアーキテクチャの事例を参考に、アーキテクチャを考えていく必要性と、さらに、それを使う将来がどういう産業構造になっていくかの話をする。