12月6日、全日本空輸(ANA)と東日本旅客鉄道(JR東日本)が営業面における包括提携を行うと発表した(参照記事)。詳しくはニュース記事に譲るが、この提携はANAマイレージクラブとSuicaの連携、提携カード「ANA Suicaカード」の発行、営業窓口の連携など多岐にわたるものだ。 ANAとJR東日本の提携はどのような狙いで成立したのか。また、ANAのマイレージプログラムはどのような方向に進むのか。 今回の時事日想は特別編として、全日本空輸営業推進本部マーケティング企画部主席部員の吉田亮一氏と、営業推進本部顧客マーケティング部アシスタントマネージャーの奥山茂雄氏にインタビューを行った。JR東日本との提携、マイレージプログラムにおける変化と今後の展望について聞いていく。 ANAマイル、10年目の原点回帰 ――航空会社のマイレージプログラムは広く普及し、「マイラー」という言葉を生むほどにまでな