なるはず。 「オタク文化はもはや帝国側」と話題になっているが、 私から言わせれば「恋愛文化はもはや帝国側」である。 「恋愛」とは大昔は「親や権力から勝手に配偶者を決定される被抑圧者」が解放される、 自ら望んだ愛した人間と添い遂げるためのメソッドである。 それこそロミジュリやカンイチオミヤのようにだ。 恋愛とは、抑圧から自由になるためのメソッドだったのである。 だが現代は違う。 長年の抵抗の勝利により、恋愛に対する抑圧は衰退し、 我々は自由恋愛主義を獲得できた。恋愛文化大勝利である。 ―――しかしそこで起こった悲劇とは「恋愛文化の抑圧化」である。 「恋愛がスタンダード」なものになることにより、どんどん抑圧となってしまったのである(ナ、ナンダッテー!? 前述した「自ら望んだ愛した人間と添い遂げるためのメソッド」が むしろ「お前自ら望んだ愛した人間と添い遂げられる能力も無いの?プッw」 という