日本では長年、テストでいい点数を取るために夜遅くまで勉強することは「勤勉」であり、「美徳」であり、「エライ子」だと考える風習がありました。ところが数々の学校現場での調査や医学の進歩により、「早寝」「早起き」で規則正しい生活をしている子の学力の方が、「遅寝」で不規則な生活をしている子の学力よりも高いことがわかってきました。 たとえば、2014年に改訂された厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針」では、不規則で遅い就寝や起床が学校の成績の低さと関係している旨が指摘されています。寝る間を惜しんでは、成果は上がらないのです! では、何時に寝ると学力が上がりやすくなるのでしょうか? これについては、全国でさまざまな調査結果が出されています。 遅く寝る子ほど、テストの平均点が低い 『基礎講座 睡眠改善学』によると、小学生の睡眠と学力の関係を調べると、成績が上位の子ほど早い時刻に寝ていることがわかりま
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