という感じに書くと,均一な背景+NとSの2つのモノポールで書ける,というか(不正確な比喩です). 電子が詰まった状態から1つ電子を抜き出すと,何もないところに一個だけ陽電子があるのと同じような方程式に従う,とか,金属ナノチューブ上の電子の運動が質量ゼロのニュートリノと同じ方程式に従う,とかそういう感じで. 類似のモノポールとしては,数年前に見つかったパイロクロア系スピンアイスの励起状態としてのモノポール,なんてものもあります. 強磁性体とPt使ってるのは,強磁性体で立ってるスピンが,スピン-軌道相互作用の大きな重原子であるPt中で格子の角運動量に緩和する過程で現れる状態を扱ってるからだと思います.