ヤギと触れあう内澤旬子さん。ビニールハウスを改造したヤギ舎に4匹が暮らす=香川県小豆島町で2023年1月31日午後2時34分、西本紗保美撮影 出産願望は乏しかった。それなのに「産む性」として社会から扱われる。出産に積極的になれないことをずっと負い目に感じてきた。出産適齢期を過ぎた女性は今、率直に語る。「『まだ産める』と思わなくてもよくなって、ホッとした」 シリーズ「産む、産まない、産めない~私の場合」は、産むことに関し、悩んだり決断を迫られたりした経験した女性たちの物語を通じ、ジェンダー格差や妊娠・出産・中絶、子育てを巡る問題を考えます 高松市からフェリーで約1時間の瀬戸内海に浮かぶ小豆島(香川県)。山や畑に囲まれた細い農道を進むと、農業用ビニールハウスを改装したヤギ舎があった。 「みんな、おいでー」。内澤旬子(じゅんこ)さん(56)が呼びかけると、4匹のヤギが次々と近寄ってきた。 本職は
![産む、産まない、産めない:「産めなくなりホッとした」 負い目だった性役割の重圧 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/28299b12690ce6d1a2446ef3ce4b2fda6c71f3fe/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2023%2F03%2F15%2F20230315k0000m040109000p%2F0c10.jpg%3F1)