笑い死にしたとされるクリュシッポス 笑い死に(わらいじに、英語: Death from laughter)は、笑うことが原因となって死ぬこと。その事例は、古代ギリシア以来、記録に残されている。 無害な笑いから逸脱した病理学的な笑いには、死をもたらしかねないものがある。 脳橋や延髄の梗塞は、病的な笑いを引き起こす場合がある[1]。 笑いは、アトニー(無緊張症)や卒倒(「愉悦的な失神」)を引き起こすことがあり[2][3][4][5]、それが転倒などによって外傷を招くこともある。笑いによる失神やベツォルト=ヤーリッシュ反射(英語版)も参照のこと。 笑い発作は、視床下部過誤腫によって引き起こされる[6]。過誤腫の大きさによっては、情緒不安定の程度が実際の状態の指標となることもあるが、笑い発作自体は死に至るものではない。また、笑い発作は、小脳とも関係している[7]。 紀元前3世紀の古代ギリシアのスト