見知らぬ人と交流できるコミュニティーサイトを通じて、18歳未満の少女らが性被害などを受けた事件が2010年に1541件起き、過去最悪となったことが17日、警察庁のまとめで分かった。統計をとり始めた08年と比べると1.5倍強に急増。社会問題となった出会い系サイトだけでなく、一般向けサイトにも危険が潜んでいる実態が明らかになった。 警察庁によると、昨年、コミュニティーサイトを通じて知り合い、性被害などを受けた18歳未満は、1239人(前年比103人増)。事案別にみると、淫行などの青少年保護育成条例違反が772人(同45人増)、児童買春は214人(同20人減)、児童ポルノの撮影などが180人(同79人増)だった。 一方、出会い系サイトを通じた18歳未満の性被害は06年をピークに減少しており、10年は1025件(前年比15%減)、被害者は254人(同44%減)だった。法律で18歳未満の利用が禁