ある日の夕方の話。 夕方のはずだが、雨のせいか真っ暗だった。 生きていくには食料が必要。食べないといけないわけだ。というより単純に腹が減った。 というわけで、所謂スーパーへ。車のキーと財布を持ち外へ出る。当然雨。駐車場はすぐそこなので、傘は持つだけで車に乗り込む。 ブォ~ン エンジンをかける。歪んだ世界をワイパーが正す。ライトを点けたと同時に車を走らせる。 あっという間にスーパー到着。さすがに入り口まで遠いので傘をさして入店。雨だが時間帯のせいか人は予想より居た。 何にしようかしら。そんなマダム的な思考はないので、手早く必要なものと食べたいものを買ってレジへ。 その当時はセルフレジが無かったので、普通のレジの列に並んだ。 なんなく支払いを済ませ、買い物カゴを持ち、所謂詰め込みエリアへ。さぁ~詰め込もうと思ったその時、前を人が通った。その人影に反応しチラ見して驚いたんだ。 「え~また変なジジ