はなこは思った。 「もしかしてうちの子って世界で一番可愛いのでは…?」 ** 私には現在2歳の娘がいる。 こやつ、少し前までわけの分からん異星人であったが、最近急に日本語が達者になり可愛さが急上昇している。 「世界一…!」ぶるり(武者震い) いや落ち着け。そう結論づけるのは早計だ。私一人の思い込みで物事を進めてはいけない。 一人でぶるりしていても仕方がないので私は夫に意見を求めることにした。 私のことを「どすこい」とか呼んでくるぐらい非情な人間なので冷静な意見が聞けるかもしれない。 「私思うんですけど、娘ちゃんって世界で一番可愛いんじゃないでしょうか…」 「俺もそう思っていたところです」 !!! これで私の思い込みでないことは証明された。 それならばと、はなこは思った。 「この子の可愛さを全世界へと発信していかねば…!」 ネバ…! これは私が神より授った大いなる使命なのかもしれない、いや絶