シェイクスピアの書いた戯曲『ロミオとジュリエット』は、なんじゃかんじゃあって、結局のところ、ロミオとジュリエットも死んでしまうという悲しいお話です。渡辺淳一原作『失楽園』も結末は似たようなもんで、どっちも死んでしまいます。 これはあくまでもお話の世界です。現実の話ではありません。架空の話です。つまり、作者の意向でどうにでもなるのです。大切なポイントですので、きっちり理解しておいてください。 『ロミオとジュリエット』ですが、ややこしいことは抜きにして、とにかくぐっちょんぐっちょんになり、ロミオとジュリエットも万事休すでデッドエンドのバッドエンド。実に安易な方法です。 極論を書きますと、死んだらお涙頂戴で感動!みたいなのは許せないのです。『世界の中心で愛を叫ぶ』略してセカチューも、最後は長澤まさみも綾瀬はるかも死んでしまって終わりです。そしてみんなが泣く。実に安易な方法です。 怖いことを書くよ