良い動作には理由が 悪い動作には原因が 動作を改善する場合、「開きを我慢しろ」、「もっと肘を高く」、「突っ込むな」などと指示するだけ、意識するだけではできるようにはなりません。それは、それらの動作は別の原因からの連動で「どうしてもそうなってしまう」ものだからです。 解決するには根本原因へのアプローチが必要なのです。 これは、悪い動作に限ったことではなく、いい動作にもその動作に自動的になる理由があります。つまり、いい動作も、悪い動作も、すべての動作は、ある原因動作の結果として、「なるべくしてなる」「起こるべくして起こっている」必然的なものなのです。ですから指導者は動作の仕組みを構造的に理解している必要があります。 ▲このページの先頭へ戻る 現状の野球界の問題点 ところが、今の野球界は、少年野球はもちろんプロ野球でさえ『動作の仕組みの理解』が決定的に欠けています。考えてみれば、現状の野球界の技