冥王星が公式に準惑星へ格下げされてから、もう5年も経つのですね! しかし、5年経った今も惑星の定義については、未だに議論が収束することがないようです。この5年間の間にも天文学の世界では、恒星を周回しない惑星が発見されたり、太陽系誕生の新しい変遷モデルが考案されたりしたこともあって、2006年当時よりも事情が複雑になってきているそうですよ。 そもそも、冥王星が準惑星に格下げされるキッカケになったのは、2005年にカリフォルニア工科大学のマイク・ブラウンさんが、冥王星の付近でより大きな天体「2003 UB313(現在は、エリス)」を発見したことにありました。この発見が大きな議論を呼び、2006年にチェコのプラハで開かれたIAU(国際天文学連合)の総会で、惑星に関する3つの定義が決められたのですね。 ・太陽の周りを公転していること。 ・自己の重力で球形になる位の十分な質量を有し、重力平衡形状にな
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