青森大(青森市)の清川繁人教授は4日、江戸時代の弘前藩で活動していた忍者のものとみられる忍術書が見つかったと発表した。武器の説明や敵に狙われないための心得が記されており「忍者部隊の存在は文献には残っていたが、忍術書の発見で活動が裏付けられた」と話している。 清川教授によると、京都市の研究家が3月、青森県の弘前市立図書館で発見。解読の結果、既存の忍術書には記載のない薬品の調合方法があり、弘前藩独自のものと判断。カタカナを多用するなどの特徴から江戸時代に作られたとみられる。 全12ページで、刀の切れ味をよくするための呪術、眠り薬を作る方法などが記されていた。
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